1989年、アルゴオは数人のメンバーで会社をスタートしました。当時はバブル経済の真っただ中で、世の中は好景気に湧いていました。この繁栄は未来永劫続くのではないか、と思っている企業や社員も多かった時代です。人事制度は右肩上がりの経済を前提とした設計がされており、それに異論を唱える人は殆どいませんでした。人材アセスメントやトレーニングもパッケージされたプログラムが主流で、それで十分だとする風潮がありました。しかし、そうした時代にあってもより本質的な課題に気づいている企業と人事担当者が多かったのも事実です。それらの企業と担当者は成長への明確な意志を持ち、現状を冷静に観察し、何をしなければならないかを理解されていたのです。私たちアルゴオは、そのようなお客様の思いを実現するために創業しました。
組織が成長していくためには戦略・組織・制度というハードウェアと、企業風土・人材というソフトウェアの整合性がなければなりません。それらは相互に補完し合いながら一つのシステムとして機能しています。従って一つの機能を変革したからといって、全体が意図する方向に変化することはありません。アルゴオはハードウェアとソフトウェアをリンクさせるサービスを提供しています。設計と構築した戦略・組織・制度を、どのように企業風土や人材にビルトインさせるのかが私たちが提供しているサービスです。また、組織で働く人々が自分の成長の方向性を明確化し、その実現に向けて能力の開発と向上を支援することこそ私たちが提供しているサービスです。
私たちアルゴオは、それまでのコンサルティングや人材アセスメント、トレーニングでは満足しないクライアント企業に支えられて今日を迎えています。私たちは平均的な満足を目指しているわけではありません。私たちはどこの会社でやっても同じサービスを目指しているわけでもありません。私たちはクライアント企業の悩みを共に考え、共に問題解決していくことを目指しています。
企業を取り巻く環境は刻一刻と変化し、現在は変化が恒常的になっています。変化を完全に予測することはできませんが、変化に対する準備や変化に対応できる体制や態勢を構築することはできます。しかし、その「解」は置かれた環境や保有する経営資源によって全て異なるはずです。
私たちはお客様を取り巻く環境を理解し、お客様のありたい姿に耳を傾け、お客様の戦略・組織・制度を前提とした人材コンサルティングサービスを提供することをこれからも今まで通り続けていきます。